あたりめかじり。

色んな事をぐちゃっと。

シン・ゴジラを見た。

 

かの有名な庵野秀明監督による怪獣映画

シン・ゴジラ」を見ようと思ったきっかけは

テレビでハリウッド版がやるという

情報を目にした時だった。

 

注意!以下、ネタバレあり

 

 

これまで他のゴジラ映画を見たことがなく

ただなんとなくそういった怪獣の存在、

という漠然とした認識だった為

初めてこの映画で姿形を見た時は衝撃だった。

 

 

この映画は個人的にとても良作で

鬼気迫る音楽、魅力的な登場人物、迫真ある

戦闘シーン・・・私は一気に引き込まれた。

 

キャッチコピーである

「現実(ニッポン)  VS   虚構(ゴジラ)」

の通り様々な立場のトップがゴジラという突如

現れた巨大不明生物に対してどういった対処を

していくのか、そこが見所だと思う。

 

興奮するほどキャストが豪華かつ沢山いる上に

内閣総理大臣内閣官房長官防衛大臣など

日本のトップ達が専門用語を早口で淡々と

会議するというシーンは圧巻というに尽きる。

よくまあこんなに長く難しい台詞を・・・と

感心してしまうほどだ。

 

冒頭で海底事故が起こった時にSNSで市民の

情報をいち早く取り入れ、未確認生命体がいる

かもしれないと主役の長谷川博己演じる内閣

官房副長官矢口蘭堂は可能性を示唆し

議会で提言する。最初は単なる海底事故だと

考えられていて、その線で纏まっていくなか

はっきりと自分の意見をぶつけていく矢口は

とても素敵だった。

 

 

海底から尻尾を現すとてつもなく大きな何か。

対策に追われる官僚達。矢口を事務局長とした

巨大不明生物特設災害対策本部

通称   巨災対  。ここに集う頭のキレるはみ出し

ものの精鋭達が繰り広げる掛け合いが

たまらなく好きだ・・・!

 

そしてド迫力の戦闘シーン。

素晴らしかった・・・自衛隊が好きな人はそこ

だけで楽しめると思う、そのくらい色々な

戦闘機が出てくる。そしてきちんとわかるよう

戦闘機の名前の字幕もついている。

無人在来線搭載爆弾、この文字でときめく方は

見るべき。新幹線や在来線が爆弾乗せて

突っ込んでいきます。格好いい・・・。

 

 

米国から大統領特使が秘密裏に来日し、

石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースン

特使がゴジラに関する情報を持ってくる。

それは太古から生き残っていた深海海洋生物で

あること、深海に廃棄された放射能汚染物に

適応進化した生物であること、その生物を

研究しており、GODZILLA(呉爾羅)と名付けた

学者が行方不明であること。そしてその

学者が残した謎の暗号化資料を矢口に渡す。

巨災対と米国大統領特使が手を組み

ヤシオリ作戦というプランを立てゴジラ

立ち向かっていく。

 

 

グロテスクなシーンはなく、直接的な死の

シーンが無いため全年齢対象。とはいえ議会

でのシーンなどは完全に大人が楽しむ向けだ。

私は完全に巨災対のファンになってしまった。

特に市川実日子演じる尾頭ヒロミは注目して

見て欲しい。

 

 

シン・ゴジラは良いぞ。